キスラー製ComoNeo(コモネオ)は、プラスチック射出成形プロセスを最適化、モニタリング、文書化するために設計されたプロセスモニタシステムです。
型内圧の他に、金型表面温度(熱電対温度アンプ型式2205A...を介して接続)、および射出成形機からの信号(例:射出圧力、射出速度、スクリュ位置、等)の収集と評価を行います。
【データシート】ComoNeo 射出成形型内圧モニタシステム 5887A
【概要】
ComoNeoはプラスチック射出成形プロセスの要求事項および製造環境における作業者のニーズに合わせて設計されています。静電容量式のマルチタッチモニタを組合わせた革新的なユーザインタフェースによって最高の効率性と使い易さを実現しました。また、装置のハードウエアは機能性を考慮して設計されているため、接続は金型側(射出成形金型へ接続)と成形機側(射出成形機もしくはロボット、取出装置、その他の付帯装置へ接続)とに分かれています。一台のComoNeo装置の金型側には最大32個の型内圧センサおよび最大16個の金型表面温度センサ(熱電対温度アンプ型式2205A...を使用)を接続することが可能です。成形械側には12のデジタル入力および24のデジタル出力が備わっています。またComoNeoは4つのアナログ機械信号(スクリュ位置、射出圧力等)を記録し解析することも可能です。USBおよびイーサネットインタフェースによってデータ転送がスムーズに行えます。ユーザインタフェースは全面的にWeb技術を基本にしているため、ネットワークを共有しているノートブック、PC、タブレット、スマートフォン等を使った可視化およびComoNeoの設定が可能です。
【アプリケーション】
• 製品の試作
• 射出成形プロセスの解析および最適化
• 射出成形プロセスと生産工程のモニタ
• 射出成形プロセスと生産工程データの文書化
• 工程制御(ホットランナの制御、切換え、RTTH)
• プロセスデータ転送機能