キスラー「切削加工技術セミナー2024」開催のお知らせ

キスラー「切削加工技術セミナー2024」開催のお知らせ

2024.6.24

 2024 年7 月19 日(金)に名古屋駅近くウィンクあいちにて、キスラー「切削加工技術セミナー2024」を開催いたします。

 セミナー講師には、広島大学名誉教授山根八洲男様、マツダ株式会社和田祐樹様をお迎えし、ご講演いただきます。切削加工技術についてアカデミックな視点と産業分野の視点の両面から、技術的課題の解決方法等をご紹介いただきます。

 会場の都合上、対面でのご参加を希望される方が定員に達した時点で、対面の受付は締切とさせていただきます。なお、オンラインで同時配信いたしますので、ご来場が難しい場合でも、お申込みフォームよりお気軽にお申込みください。

  • 開催日時: 2024 年 7 月 19 日(金) 14:00~17:00 (13:00 開場、デモ品展示あり)
  • 開催場所: 対面形式: ウィンクあいち1307
    愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38(名古屋駅桜通口から徒歩5 分)
  • オンライン: Webex
  • 参加費用: 無料(※対面形式及びオンラインでのご参加、どちらも事前にお申込みください。)

講演内容および講師紹介

講演1:「切削抵抗から何が分かるか」

講師: 広島大学名誉教授博士(工学)山根八洲男様
概要: 切削抵抗は切削温度と共に切削加工における最も基本的な情報であるが,「なぜ切削抵抗が重要なのか」という問いに対して自信を持って答えを返せる切削加工技術者は残念ながらそれほど多いとは思えない.講演では,「切削抵抗から何が分かるか」について,古くから知られている「せん断面理論(モデル)」を用いて解説する.せん断面モデルはせん断領域における被削材の連続的な変形を,せん断面として不連続的に取り扱うことにより切削抵抗の釣り合いを単純化し直感的に理解しやすくしたモデルである.このため現実の切削現象と合わないと言われているが,切削抵抗や切削温度を理解するには,強力かつ役に立つモデルの一つである.

講演2: 「切削力センシング技術を用いたインプロセス高能率加工法の開発」
講師: マツダ株式会社技術本部パワートレイン技術部和田 祐樹様
概要: 近年パワートレイン部品の高機能化により,その加工時間は常に増える傾向にある.そのため,加工品質を保証しつつ,さらに高能率で加工を行うためには,加工中の切削状態をインプロセスで把握し,切削力に合わせて切削条件を適切にコントロールする必要がある.本講演では上記を実現するべく開発した『キスラー社製水晶圧電式センサ』を用いた「切削力センシング技術」と,それをベースに開発した「切削力決定方式」,「適応制御技術」の3 技術について取り組みを紹介する.

講演3: 「キスラー、動力計関連製品・サービスのご紹介」
講師: 日本キスラー合同会社セールスエンジニア 堀越 睦美

講演会前の13:00~ 講演会場にデモ品を展示いたします。ご覧いただけますと幸いです。
講演終了後に講師の先生方を交えての技術交流会を予定しております。ぜひ併せてご参加ください。